2025.03.31
2009年、クレサナはスイスの高度な医療制度を背景に、医療廃棄物の衛生的かつ安全な処理を目指して開発されました。
特に重要だったのは「溶接技術の進化」です。
クレサナが挑戦したのは、溶接を扱う企業にも難しいと言われた、ニオイ漏れ・液体漏れのない分厚いフィルムを溶接する技術です。
クレサナの代名詞とも言えるニオイや液体漏れをブロックする「多層フィルム」の品質は落とさずに、技術を向上させ、優れた溶接技術を実現。この技術がクレサナを他の製品と一線を画す結果となりました。
2015年からは、医療のみならず一般の多くの人が使いやすい製品を提供するため、品質を保ちながらコスト削減を行い、手の届きやすい製品を提供しています。
現在は医療だけでなく、キャンピングカーや、災害時の活用など幅広くクレサナが活躍しています。
キャンピングカーにおいては、これまでのポータブルトイレ・カセット式トイレに代わるキャンピングカー向けトイレとして業界に衝撃を与えました。
ユーザーによる掃除や手入れのストレスが無いこと、緊急時だけでなく日常的に使えること、どんなキャンピングカーにも後付け設置できることなど、クレサナの登場で旅の自由度が飛躍的に上がる新しいスタイルが確立されました。
製品の特徴:
素材:医療基準のABS樹脂製(耐傷性・帯電防止機能付き)
掃除:市販の洗浄剤で手軽に清掃可能
高耐荷重:最大200kgまで対応
長寿命:約10,000回の使用可能
メンテナンス:部品交換やソフトウェア更新が簡単
クレサナのメリット:
事前準備が不要
廃棄が簡単
使用後も清潔が保てる
ケミカル不使用で環境に優しい
2018年に実施された400件のインタビューとオンライン調査では、キャンピングカーでトイレを使わない理由として以下の点が挙げられました:
55%:悪臭が気になる
55%:廃棄が面倒
42%:共有の廃棄場所の感染リスク など
ポータブルトイレや簡易トイレを使用しているキャンピングカーユーザーの84%が不満を挙げました。
クレサナは従来のポータブルトイレが抱えていた廃棄場所の問題や悪臭問題を解消。さらに、コロナウイルスの影響で感染リスクを避けるための意識が高まる中、クレサナの防臭・防水性能がより重視されています。
クレサナの世界特許を取得した「7層構造フィルム」は、一般的なフィルムパック式ポータブルトイレと比較しても、非常に高品質であることが証明されています。
ドイツのホラウンホーファー研究所による分析結果:
酸素透過率: 1.51 cm³/(m² d bar)(防臭性に関する数値)
水素透過率: 1.6 g/(m² d)(防水性に関する数値)
ドイツ ホラウンホーファー研究所による分析データ(https://clesana.com/news/fraunhofer-testet-beutelfolie-von-clesana-und-knaus-cleanflex/)
さらに、100℃までの耐熱性、フィルムの色は内容物が見えにくいよう暗いグレーを採用し
心理的配慮もなされています。
クレサナはユーザーにとって快適な使い心地を提供、問題やストレスを解消し、どこでも快適に旅を楽しめるようサポートします。
スイス国内ではクレサナがさまざまな施設で使用されています:
医療機関(ベルン、ザンクト・ガレン、クールなど)
民間防衛・公的機関(チューリッヒ水上警察、消防組織など)
個人介護での使用
社会プロジェクト
オフグリッド(電源や水道がない環境)プロジェクト
クレサナはどんな環境でも、誰もが衛生的に使用できるトイレとして、確かな実績を築いています。
2024年には世界最大のキャンピングカーショー「キャラバンサロン」で、No.1サプライヤー賞である「サプライヤー&パートナーシップ賞(LUPO)」を受賞しました。
特に注目すべきは、世界三大キャンピングカーグループのひとつであるErwin Hymer Group(アーウィンハイマーグループ)が2024年から車載トイレとしてクレサナを採用したことです。
世界中のキャンピングカービルダーやディーラーが、クレサナの「後付けの簡単さ」と「優れた品質」を高く評価しています。
欧州市場では前年比2倍の成長を見せ、急速にシェアを拡大しています。現在はドイツ・オーストリアを中心に、40社以上のキャンピングカーメーカーと、600以上の販売パートナーがクレサナを採用しています。
クレサナは、災害時の支援として注目されるマルチパーパスモビリティ「MARU MOBI(マルモビ)」に採用されています。
MARU MOBIは、「平常時」「災害時」という異なるフェーズを意識せずに、取り外し可能な脱着式シートや家具を車内に設置し、”用途に応じて簡単にレイアウトを変更できる”という特長を持ちます。
MARU MOBI「トイレモード」活用イメージ。他にも災害対策や人員・物資輸送、簡易事務所としての機能を担う。
2024年の能登半島地震発生後、株式会社トイファクトリーは長引く被災地の水不足やトイレ問題に対応すべく、クレサナが搭載されたトイレカー1台と合計3基のクレサナを石川県珠洲市へ送り、避難生活を送る方々にトイレを提供し貢献しました。
このトイレカーには、水を使わないクレサナを用いて2つの個室トイレルームを車内に設けるという画期的な試みをした車両でした。
これらの取り組みは、MBS毎日放送「情熱大陸」や日本テレビ「news zero」に取り上げられ、全国的にも注目される取り組みとなりました。
MARU MOBIは平時は10人乗りのコミューターバスとしても活用可能。災害支援だけでなく、日常的な移動手段としても大いに期待されています。
震災後7ヶ月を経て、クレサナを搭載したMARU MOBI、クレサナの車載用個室セットが珠洲市へ寄贈されました。被災地の復興が進む中、クレサナが新しい日常の一部として活用されることを願っています。
2024年、株式会社トイファクトリーと「クレサナ日本総代理店契約」を締結。スイスのclesana本社の研究開発センターを訪問し、独自開発された技術の見学や、今後のさらなる商品開発などについてディスカッションを行うなど、情報交換が密に行われました。
2025年には「防災・減災によるレジリエンス社会の実現へ」をテーマとしたサービスや製品の展示会「防災産業展」で、MARU MOBIが「スマーテスアワード優秀賞」を受賞し、防災・減災活動やSDGsへの貢献が評価されました。
MARU MOBIの車両に搭載されたクレサナが、緊急時や災害時においても安全かつ衛生的なトイレを提供できることを改めて証明する賞となりました。
今後もクレサナはMARU MOBIを通じて、日本の防災・減災活動を支援し続けていきます。
クレサナは、場所を選ばず、誰でも使いやすく、長期間利用できる設計が特徴です。どんな場所でも、誰でも衛生的に使用できる製品としてクレサナは高く評価されています。
1. 場所を選ばない適応力
クレサナはスペースと電源があれば設置が可能です。場所に依存しない設計が、キャンピングカーやアウトドアはもちろん、医療や介護、災害時にも高い適応力を発揮します。特に、災害時などの厳しい環境下において衛生的に安心してトイレを利用できることは大きな役割を果たします。
2. 誰でも使える自立性
クレサナは使用する誰もが簡単に扱えるよう「シンプル」を追求し設計されています。たとえば、操作に使うコントロールパネルは、ボタンを1度押すだけで処理ができる設計です。さらに、フィルムライナーやテフロンベルトなどの消耗品の交換も容易で、ユーザー自身がメンテナンスを行い、自立して長く使い続けることができます。
3. 長く使える持続性
クレサナは”長く使い続ける”ために耐久性のある素材で製造され、消耗部品の交換が簡単に行える設計です。
フィルムを熱溶接するための「テフロンベルト」は、熱溶接の際に高温となるフィルムが加圧部に付着するのを防ぎ、長期間にわたり製品を保護する重要な役割を持っているパーツです。
テフロンベルトの交換はドライバー1本で簡単に交換できるシンプルな設計です。
製品がユーザーの手に渡ったあともメンテナンスが可能であることが、製品の寿命を大きく延ばし、長期間使用することを実現しています。
一般的なフィルムパック式トイレでは消耗部品の交換が難しい場合が多い中、クレサナはテフロンベルトの特許を取得しパーツ販売を行っています。
さらに、万一専用フィルムの仕様変更があった場合でも、ソフトウェアアップデートを通じて温度の調節が可能であるという柔軟性も備えています。
クレサナは「最高の製品を作り続ける」というモットーで、これからも生活をより自由に、より快適にするための製品づくりを続けます。
複雑さは取り除き、どこでも、誰もが、長く使い続けられるトイレを提供し、時代の変化にも対応し、ユーザーが長く安心して使い続けられるようサポートいたします。